トップページ
トップページちょっと余談(10)えひめAIを作ってみました
(1)ヤマボウシ実生(2)気になる木 シラカバ(3)パームツリーが街路樹(4)街路樹編#1 落葉の問題(5)街路樹編#2 植栽間隔(6)街路樹編#3 温室効果ガス(7)街路樹編#4 生存競争(8)ナナカマド 実がならないよ(9)ナナカマドの実は腐りにくいぞ(10)えひめAIを作ってみました(11)姉妹都市(12)アシボソアミガサダケが発生しました
(10)えひめAIを作ってみました
えひめAIは誰にも簡単に作れ、安全な食品を材料として作った肥料です。
肥料以外にもいろいろな利用方法がありテレビ、雑誌、インターネットで話題となっています。
開発者の曽我部先生(元愛媛県工業技術センター)は特許も取らず作り方も公開しました。
まず読み方「えひめAI」は「えひめあい」と読みます。

【材料】 ※一般的な500ml作る分量
 ドライイースト5g、砂糖15g、ヨーグルト25g、納豆0.1g、ぬるま湯250ml
 24時間後に水道水を足して500mlにする。

【用途】
 1.土着微生物を増やし土が肥沃になる
 2.作物に対して害虫の忌避効果がある。また、殺虫・殺菌効果がある
 3.油分を分解するので洗剤として利用
 4.生ごみ、トイレなどの消臭に利用
 5.排水をきれいにして川の浄化などにも利用されている

……等々、良いことずくめなので、作ってみることにしました。

よくばりなので、20L作ることにしました。
ドライイースト220g、砂糖800g、ヨーグルト1㎏、納豆10粒(表面のネバネバだけ)、ぬるま湯5L。
上記の500mlの配分とは違うけどあまり気にしない。

写真【1】

写真【2】
砂糖、ヨーグルト、納豆、ドライイーストのはずが、ベーキングパウダーを間違えて購入。
急きょ、ドライイーストを買いに走る。
写真【3】のように計量、写真【4】のように<砂糖+ドライイースト+ヨーグルト>をなんとなく混ぜてみる。

写真【3】

写真【4】
まずは味見。 ドライイーストが効いている。(写真【5】)
すべてをポリタンクに入れて、ぬるま湯を注ぐ。(写真【6】)

写真【5】

写真【6】
約24時間後、20Lになるまで水を足して、上澄み液とオリに分かれ(写真【7】)、みごと「えひめAI」の作成に成功。
上澄み液とオリを別々の容器に分けます。(写真【8】)
匂いはパンのような甘酒のような匂いと若干酸っぱい味がしたみたいです。(写真【9】)

写真【7】

写真【8】

写真【9】
えひめAIが完成したので、早速実験に移りましょう!

消臭効果があるので500倍ぐらいに薄めたものを、うちの愛犬「アーちゃん」にかけてみることにしました。
現在冬期間なのであまりシャンプーをしていないので良いチャンスです。全身にまんべんなくスプレーしました。
もともと水が好きな犬なので濡れることに対しては抵抗を感じないみたいです。
液体自体はべたつく事もなく、匂いもなく、アーちゃん自体は何の事かわからずはしゃいでいました。
【アーちゃんのプロフィール】
本名 : アスティー
犬種 : フラットコーテッドレトリバー
性別他 : オス、6歳、28㎏
次の日の朝、外に出る前にアーちゃんの匂いを嗅いでみましたが、臭くないので驚きました。
もう一匹いる「ハリ蔵」はスプレーをかけていないので匂いを嗅ぎ比べると、なんと、ハリ蔵のほうがなんとなく臭いのです。驚きました。
匂いにおいては良い結果が得られたので、今後とも使用したいと思います。
【ハリ蔵のプロフィール】
本名 : ハリス
犬種 : フラットコーテッドレトリバー
性別他 : オス、5歳、24㎏
ここからは、実際に植物に与えてみましょう。(今回は松の盆栽)
植物への効果はすぐにはあらわれないので、まずは、植物に与え方を書きます。
作成したえひめAIの上澄み液を500倍以上に薄め盆栽の葉全面に散布、オリも500倍以上に薄め根鉢の方に灌水の要領で与えました。(やるときはたっぷり鉢底から流れるぐらい)
分量や希釈倍数は、あくまで私がこのぐらいじゃないかと適当に判断した量です。
何日か経って結果が出たら、またこのページでご紹介したいと思います。
【スタッフ紹介】
えひめAI材料調達、作成、撮影モデル :
T・Watanabe

消臭テスト被験者(被験犬) :
アーちゃんこと アスティー
ハリ蔵こと ハリス

撮影・監修 : 私